個人的なひとりごと

6年半他界の末、試しにももクリ2024に行ってみたので感想書いたら小説級になった

私の最初で最後の魂の推しであろう緑の子が卒業してから7年。(7年!?!?)

杏果卒業後、一度だけ4人のライブに行ったことがあって(10周年の桃響導夢)、そこでの4人のパフォーマンスが最高にかっこよくて、あーりんのゴリラパンチがお見事すぎて、「4人でもこんなに素敵なんだ」と当時の私はすごーーーーーくさみしくなりました。純粋に10周年を喜べなかったモノノフとしての悲しさ。

杏果寄りの箱推しです!とかTwitterのプロフィールに書いていた気もするし、その気満々だったけど、ライブに行ったら杏果のことしか目で追っていなかった私は、4人のライブはどこを見ればいいのかわからず。

自分はモノノフだ!と自覚した頃は中学生だった私も、今や社会人26歳、周りで結婚やら妊娠やらそういう時期になってきて、やっと、やーーーっと、杏果の卒業を理解しつつあり(おせぇよ)、いつかはもう一回ライブに行きたい!と思っていた数年。勇気を振り絞ってついにチケットをゲットしました……!

やっぱり行くのやめようかな、のモチベ

チケットの申し込み、10月とかだったっけな。購入してからももクリまでの2ヶ月間、正直「やっぱ行くのやめようかな〜1万円払ったけど!」の気持ちが8割。最悪の想定かつ一番なってしまいそうな想定が”やっぱり4人無理!さみしいからもう来ない!”の気持ちでライブが終わってしまうこと。ももクロと私の最後の思い出が楽しくなかったら?この考え。じゃあ無理して行かないほうがよくね〜〜〜なわけです。

ももクリ3日前ぐらいまで悩んでたんだけど、「え、行こう!楽しみ」と思える出来事が一つ起きたの。というのも、ももクロのYouTubeチャンネルが”桃照桃神”という曲のコールレクチャー動画を「みんなで楽しみたいから覚えてきてね〜」と投稿。コールだし経験とフィーリングでなんとかなるやろと思いつつ(ほんと冷めてて申し訳ない)一応観てみたらもうね、無謀〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwと思わず笑っちゃう難しさだったわけです。

私がその曲を知らなかったこともあり、思っていた20倍ぐらい難しいコールだって。と同時に「うわぁそういえばライブってコールで叫んでめっちゃ楽しかったじゃん!」と消えてた記憶復活(遅い)。桃照桃神、生で聴くしかない!と決断。

懐かしい会場とモノノフたち

いざ会場につくと、やっぱりさみしくなる現実。今更ですが、学生時代の私は宗教的・熱狂的にファンだったので、みなさんの想像している以上に失恋しています。まさか7年もこんな気持が続いていたとは。さみしくなる理由としては、まず緑グッズがない!(当たり前!)そのグッズの緑持ってたなぁとか、逆に5色のグッズを使っている人を見て、5人だったなぁとか。

そして初めてAE会員入口ではなく一般チケットをお持ちの方ルートを通っての開場。

会場には50分前ぐらいに着席して、そこから図書館で借りている本を読むという余裕。怖いね。持って行けるグッズもなく、着ていける服もない私は、いつも出勤時に着ている赤というか緑というかのコーディネートで、中国製であろうこの日のためだけに楽天で買った軽いキンブレを2本持って。両サイドには私が他界してた7年間もモノノフやってたんだろう方々(AMARANTHUSのペンラとかだった)。

とはいえさみしい気持ちだけではなく、懐かしい気持ちもたくさん。いちばん思い出したのが女子トイレの列が短いところ。どんなショッピングモールもテーマパークも、女子トイレの列を男子トイレの列が超えることなんてほぼ見ないから、この男子列を見て「帰ってきた〜!!!」となりました(そこかい)

ももクロライブしか経験のなかった私は、ここ数年でヒプノシスマイクのライブへ行ったときの女子列の長さを見て「あ、すごい、女子だ」と感動しました。余談。

ももクリ2024を観て。

いざ、始まり。

私の脳の作り(私だけじゃないかも)の話ですが、一度泣いたものは今後も同じ状況でどんな気持ちであれ泣いてしまう、という作りをしてるんですよね〜厄介。例えば嫌な仕事を頼まれたときに嫌すぎて泣いてしまったとする、そしたら数カ月後にもう同じ内容をお願いされたらそこまで嫌という気持ちが無くても涙が流れる、みたいな。

だから誰かと真剣に話し合ったとき(泣いた経験あり)、どれだけ自分の意見がまとまっていて辛くなくても泣いてしまうし、”家族と離れ離れになる”(泣いた経験あり)というCMですら15秒ぐらいで泣いてしまうし、みたいな。

というこの涙の原理を理解したのは高専時代。毎月ライブに行っていた頃でさえ、ももクロ登場の瞬間に大号泣。別にもう会えたから!の理由で感動している気持ちはないんだけどなぁと思いつつ(どっちかというと楽しみたい)、まあ流れるもんは流れるんですわ。この涙、7年経っても継続されてました。

登場した瞬間の大号泣、でもこの感じ、すごく懐かしくもあり幸せな気分になりました。しかも個人的にすごく好みの演出での登場(見た人だけにわかるエレベーターに迷い込んで、の流れ)。

ちなみにこの日はさいたまスーパーアリーナの4階席(っていうのか?)のほぼいちばん後ろ。でも近くで見る資格もメンタルもないし、席がわかったときには安心感と4人のフォーメーションが完璧に見える!というワクワクでいっぱいでした。

セトリ的には真冬のサンサンサマータイムからのコントラ。もう、あぁ、ぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ、です。1曲ずつ感想を綴ると小説になるので端折りますが、笑顔百景、バースにチャイマックスゼロがきたときにはもう私は。嗚咽級大号泣をしながらの完璧な振りコピをする、私服の中国製キンブレ女の図。

コールを覚えて行った桃照桃神も心底楽しく、マホロバケーションを初めて聴いたときの感覚を思い出しました。

そしてお辞儀がまだ長かった……。まだ、とかないんだろうけど。ももクロの「よろしくお願いします」の後にするお辞儀はすごく深くて長いんですが、久しぶりにその深さと長さを見て、感動しました。あぁぁぁ忘れてた、まだ長いのね、うぅ(泣)です。

びっくりしたのが一人一曲ずつソロ曲を歌ったこと。私の中ではすごく珍しい。最近のライブ事情を一切知らないので、もしかしたらあるあるになってるかもですが。

そもそも前は(前と言ってももう8年前とかになっちゃう)、夏菜子ちゃんかしおりんか忘れたけど「私は一人ではいい、5人でやってるから」「一人では無理だけどももたまいなら」みたいな発言をしてた記憶があって(違ったらすいません、、、私が受け取っていたニュアンスはこんな感じ)、他の3人はソロコンをし始めた時期の中、ももたまいだけは二人でライブをしてた、が最後の記憶。そんな子達が今じゃ一人一曲ずつ4人のライブで披露するという……!大人になったなぁ、、は違うのか、変化したなぁと感慨深くなったのでした。

超ミニマム化していた演出

今回びっくりしたポイントが、ステージが超ミニマム化!日本語あってるかな、ステージにほぼ何も無いの。大きめのライブだと、生演奏なことが多くステージ上にバンドが居たり、超大人数のダンサーがいたり、すんごいセットが用意されてたり、というイメージ。今回は時々ステージ上に現れるエレベーターという名の箱のみ。ダンサーも4人、多くて10人ぐらいだった?(記憶が危うい)

たぶんこれは賛否両論分かれるポイントじゃないかなって思うのですが、私はもうこれが最高すぎました「ずっと求めてたのこれや〜!!!」ってなりました。私はね!Xを見る限り、それが寂しかったという方も居たので、本当に個人の意見として捉えてほしいのですが。

私の考え的には「私はももクロ、を!観に来たのです!それ以外は特に興味ありません!」なわけです。だから今までダンサーとかいろんな演出の方が来られて、その方たちの見せ場な瞬間もたくさんあって(ももクロちゃんの休憩や衣装チェンジの兼ね合いもあるんだろうけど)、正直私はももクロにしか興味がないので、その見せ場=休憩のタイミングと思ってしまっていました、水分補給とか。でも(ももクロが好きな)モノノフとして参戦している以上、休憩したいけどとりあえず声出しとくか〜ペンライト振っといたほうがいいな〜、みたいな。

あと単純にステージ上にいろんなすごい方たちがいると目移りしちゃったりもするわけで、大掛かりなセットも、そのセットを披露するぐらいならMC聞いときたいな〜、ももクロちゃんを!見に来たわけで、セットは特に興味ないんだよな〜、

と思って6年半ぶりのライブ。超〜〜〜〜〜ももクロOnlyでした。4人にしか目がいかないし、そこしか見るポイントがない。個人的には最高でした。

あと、生演奏だからできるアレンジした歌い方もかっこいいけど、私は画面や音源から見たり聴いたりしている本人を生で実感したい!という気持ちがあるので、生演奏より音源をoff vocalで歌ってくれる方が、「いつも聴いているやつだ!本当に歌ってる!」とワクワクするのです。

30歳でもアイドルが成り立つ現実

MCのとき、「今でも自己紹介やってんだぁ(涙)」の気分になりました。まぁやるわな、って話なんですが。わかっていたけど衝撃だったのが「31歳です」「30歳です」がいること。年齢を聞いてまた泣く私。「ぅぅ、、、大きくなってぇ(何様)」

ピークでモノノフをやっていた頃、ももクロちゃんのスキャンダルが一切出ないことをすごく心配していました(これまた何様)。男性ファンの気持ちは正直わからないのですが、ももクロを数歳年上の憧れる女性グループ!として推している私からすると、全然恋愛したい年頃だろうし、全然恋愛しといてほしい!なんでスキャンダル出ないの!?なんなら出て!!とまで思っていました(まじ何様)。

今回、夏菜子ちゃんやれにちゃんを見るたびに、結婚したんだなぁとか、そこから色々あったんだなぁとか、やっぱり思っちゃうわけです。けど、そんな背景がありつつも、モノノフの前では何にも変わらずただ笑顔で歌って踊ってくれているのに感動しちゃってもう…()ほぼ同年代女性だし、誰だって恋愛しても失恋しても、仕事中はそんなこと関係なしに働かないといけないじゃないですか、そういう、アイドルでも30になっても、私生活では色々あるのを背景にこうやってまだ頑張っているんだなって思うと、今まで想像していた女性アイドルとはまた別のアイドルと化していて、謎の親近感も出て、より良いな〜〜〜、やっぱり私の中の尊敬している人だな〜〜って改めて思いました。超リスペクト込めてます、これ。

ソロ曲をみんなが歌っているとき、超勝手すぎる妄想をしてたんだけど、もし今後メンバーに子どもができるってことがあったら、こうやってソロの活動も単独ライブで出来るようになっておくって、すごく未来が見えることだなぁっと関心したりもしてました(まじで何様)

推しがいないライブの心持ち

途中から楽しすぎて、失恋心を一気にどこかへ消しされた気がした。どう考えても私の中のももクロは5人で、センターがいるあのフォーメーションがかっこよすぎて、5人がいちばんかっこいい!は正直捨てきれられない気持ちだと思うのです。が、これだめだな、受け止めなきゃ、とようやく7年後に確信しました。「5人だった話は伝説の話にしよう」と考え方を変えました、2時間半の間で(笑)

もう7年も経つと、杏果が歌っていたパートも記憶が薄れて、正直半分以上どこを歌っていたかわからなくなっていたし(卒業当初は「そこ杏果が歌ってたところぉぉ〜〜(泣)」ってなってた)、歌う曲も4人になってからの曲も半分?それ以上?になりつつあったし、アンコール後の曲2曲もわからなかったのはびっくりした。他界を実感。案の定Overtureは「れに!かなこ!、、、、、く!ぜ!ももいろクローバー!」だったし。

そして世間では「ももクロの◯色の子?あ〜なんとなくわかる!」と、色で覚えられるグループだったはずなのに(ライブ前、とあるカフェで私の前に並んでいたモノノフじゃないカップルが「ももクロ 緑 なんでやめた」で調べていたのが見えた)、ライブ中半分以上4人とも真っ白の衣装で、あぁ時代と自分たちの年齢に合わせて変わっていってるんだなぁ、としみじみなりました。

そして”ももクロがライブの最後の方で歌う曲”は一切なく、ツヨクツヨクとか怪盗少女とか。正直ツヨクツヨクは公式タオル持ってないので歌ってほしくなかったので救われた()

 

『今宵ライブの下で』の夏菜子ちゃんの「ここにいるよ、ずっとここにいる」が心の底から全身に響き渡った。本当にいるんだね、ここに、何年経っても(T_T)(T_T)と脳内で返信しときました。

本当に、本当〜〜〜〜にすごい。色々変わりつつあるけど、根本は変わらず10年以上もももクリをやり続け、モノノフの前でライブをして。私が7年他界してフラフラしている間にも、7年後戻ってきたらまだ同じ景色を広げてて、、拍手喝采。

私の中でももクロとの出会いは本当に人生を変えた存在で、ももクロに会いやすい学校が高校より高専だったから高専に行き始めたり(高校より自由でバイトも出来るから)、旅行や一人でいろんな行動をするようになったのもももクロの影響で、だから私の中で”推し”と言える存在はそれだけ貴重で簡単な損じゃないからこそ、もう自分の芯が出来つつある26歳にもなった今、杏果と同レベルで推せる存在は正直もう現れないだろうし、推しがどういうものでどういう気持ちにさせてくれるかも忘れつつある。が、ももクロという存在に、また違った形でのめり込むのはありすぎるかもしれない!楽しい!と思わされた2時間半。

 

ここでちょっとだけあーりんの話。

ももクロにハマったきっかけはあーりんで、最初はあーりん推しをしていた勢なので、やっぱり4人になると目に行くのはあーりん。(極楽門のモノノフのアンコールを聞いて泣いている杏果を見て杏果推しに)

あーりんはもともとあーりんだったけど、めちゃくちゃ良い末っ子感出して大人になってる感すごくて、話を聞いててすごく楽しかったし、勝手に会話している気分になった今回のライブ。下ネタではないんだけど、現実味を帯びた話をちょこちょこ出してたり(食べて出したらエレベーターの流れ、とんこつの匂いの流れ)、「れにちゃんやってらんないわ」でステージはける流れなどなど。

そして間の話が超モノノフの気持ちわかってるぅ発言だらけ。「バースのときの盛り上がりすごかったよね」「次の曲みんな好きそ〜w(からのチャイマックスゼロ)」「(新曲寄りの曲)この曲もっとコールつけれそうじゃない?」とか。あーりんももクロですか?モノノフですか?

あーりんの最初のイメージは杏果とよく話したりしているイメージ(わたしが特にその二人ばかり見ていたのもある)でちょっと後ろにいた気もするんだけど、あーりん単体の世界が完成されていて、めちゃくちゃ見ていて楽しかった。

ももクリ2024まとめ

勝利のハンバーグ

当初の予定だと、ライブ後はカフェでコーヒーでも飲みながらひとりゆっくりタイムするぞ〜、の気持ちでしたが。

終わった後の熱量がすごく、カフェじゃないなこれ、勝利の肉だな!!!!とライブで歌った曲を聴きながらハンバーグを頬張りました。

そういえばずっと岡山から夜行バスでライブに行ってたので、関東から関東に行くライブは初めてだったのですが……え、楽すぎん????こんな簡単にライブって行けるの。夜行バスで行ってアンコールぎり見えないぐらいで泣きながら会場抜けて夜行バスに走って次の日学校、っていうあれなんだったの?!家から1時間電車に乗るだけて。最高。

というわけでひっさしぶりにももクロライブに参戦してみた感想でした。超〜〜〜楽しかった、超良かった!!!気になるところには行ってみてみるもんだな。

2025年、夏あたりに単独ライブあれば参戦してますきっと!

 

関連記事▶あの日、ももクロの緑が居なくなった。当時杏果推しだった私から見えた景色。

ABOUT ME
なっつみ
お化け屋敷とメイドカフェを巡っている人。非日常体験が大好物で、都内の謎解き施設・ホラーアトラクションは割と手をつけました。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA